CFDの基本的な注文方法について
CFDにはいろいろな注文の方法があります。
リアルタイムで値段を見て、売ったり買ったりすることを
「成り行き注文」と言います。
値段の動向があるときに売ったり買ったりするので、注文のタイミング少しでもずれると、決定する金額が微妙に変わってくることがあります。
売り買いのタイミングによって決定した価格のことを「約定価格」と言います。
例えば、値段が100円のときにパソコンから注文を出しても、マウスのクリックやインターネットの速度などによって、結果的に105円で注文が出てしまったという場合、結果的に決まった金額のことを「約定価格」というのです。
注文と結果によって金額が違ってしまうことを、「スリッページ」と言って、
投資に慣れている人の間では「すべった」「すべらない」と表現されることもよくあります。
リアルタイムで注文を出すのですから、多少値段に違いが生じるのは
仕方ないことかもしれませんが、金額が大きな運用をしていると仕方ないとも言っていられません。
取引会社によっては、
スリッページの許容範囲を設定できるところもあるので、調べてみるといいでしょう。
CFD取引の大きな特徴は、パソコンなどで24時間できるというところですが、
成り行き注文だけをしていたら、24時間パソコンの前に座り続けていなくてはいけません。
「指値注文」は、あらかじめ指示を出しておけば注文を入れてくれる注文方法です。
これは、銘柄と希望金額を設定しておくと、
その銘柄が指定の金額になったときに自動的に注文してくれるという方法です。
もちろん、「売り」も「買い」もすることができます。
指値注文とは逆の「逆指値注文」という方法もあります。
こちらは、今よりも高い金額なら「買い」、
安かったら「売り」という指定をして、自動的に注文をする方法です。