よく聞くレバレッジのしくみとは?
CFDにはFXと同じで証拠金やレバレッジといったシステムが利用できるといわれていますが、FXをやったことがない人にはよくわからないシステムではないでしょうか?
レバレッジとは、
元金の何倍もの取引ができるというシステムです。
つまり、元金が10万円しかなくても、10倍レバレッジが可能であれば、100万円の取引ができるというシステムです。
普通に考えると、
ちょっとおかしい気がしますが、それには証拠金取引というシステムが大きく関わっています。
CFDをする場合、最初に「証拠金」を取引会社に預ける必要があります。
この「証拠金」は株取引などの「投資資金」に当たります。
この「証拠金」を担保のようにするので、レバレッジが可能になるのです。
ただし、このレバレッジを利用して多額の儲けを出したとしても、
それが全額自分のものになるわけではありません。
現物株を買った場合、その株は物と同じなので株自体に資産価値が生まれますが、CFDの場合、
買った時点ではまだ何も買っていないのと同じ状態になります。
支払いもしていない状態です。
CDFの場合はそれを売ったときに初めて支払をするため、利益が損失が生まれたときに決済できる
「差金決済」という投資法になります。
「差金決済」は、英語で「Contract for Difference」
・・・そう、CFDは、そのまま、「差金決済」の頭文字なのです。
そのため、証拠金よりも多い損失が出ない限り、
レバレッジを使って持っているお金よりも多い取引が可能となるのです。
差金決済をする場合は、差額を清算しなくてはいけないので、買ったら必ず売るというのが基本です。
つまり、取引をしても決済をしない限り、それは自分の財産とはならないのです。