CFDはキャピタルゲインだけじゃない!
CFDはレバレッジによって、元の資金よりも大きな取引ができるというのが特徴なので、売ったときの差額の利益(キャピタルゲイン)ばかりが気になると思いますが、金利も発生します。
現在、個人投資家の間で人気のFXは金利の低い通貨を売って、高い金利の通過を買って1日保有して「スワップポイント」という金利を得るものです。
CFDの場合にも、
FXのスワップポイントのような金利のシステムがあります。
CDFの場合は「オーバーナイト金利」と言います。
この「オーバーナイト金利」は、株価指数CFDや株式CFDを「売り」のポジションにして1日保有すれば発生するものですが、「買い」のポジションのまま保有していると、逆に金利を支払いが発生するので気をつけなくてはいけません。
FXのスワップポイントは「買い」のときに受け取れますが、CFDのオーバーナイト金利は「売り」のときに受け取れます。
CFDは株を買った場合、その株の国の通貨を借りて購入資金にするので、「買い」のときにオーバーナイト金利を支払う必要があります。
これが「売り」になると、投資家の方が逆にその株の国の通貨を貸すという状態なので、オーバーナイト金利を受け取れるというわけです。
考え方としてはスワップポイントと変わらないのですが、FXとは発生する状態が逆ということを間違えないことが大切です。
FXのスワップポイントは通貨のペア別に違いますが、オーバーナイト金利も銘柄によって違いがあります。
CFDのオーバーナイト金利は、投資する商品の国の政策金利プラスマイナス2%というのがだいたいの相場で、これは取引会社によって多少の違いがあります。
これによって、金利設定が2%以下になると売りポジションでも支払う必要が出てしまい、損をすることになります。